品切れ中ということでプレオーダーしてから首を長くして待ちに待っていた gSCARTSW が到着しました!
これで私的にはほぼ満足行くプレイ環境になったのでレポートしたいと思います。
gSCARTSW はこちらで注文できます。
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これまでの悩み
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gSCARTSW
2006年前後にAVマルチ入力端子を通してRGB接続が可能なブラウン管のテレビ「KV-29DS65」をオークションにて購入して以来、RGB21ピンからAVマルチへの変換ケーブルを用いて RGB のきれいな画質でゲームを楽しんできました。
![](https://segasaturn-life.com/wp-content/uploads/kv29-65ds-160x90.jpg)
![](https://segasaturn-life.com/wp-content/uploads/compare-graphics-quality-160x90.jpg)
このテレビにはコンポジットによる「出力」が付いているので、ブログをはじめてからはこのコンポジットをフレームマイスターに入力し、それを GV-HDREC へと接続してキャプチャを行っていました。
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プレイ環境を優先していた頃の接続図
当時は SCART ではなく RGB21ピン(JP21)、RetroTINK 5X-Pro ではなくフレームマイスターでしたが、基本的には上図の形です。
そこからブログにアップしている画像の画質が気になり始めて、ブラウン管への出力は諦めてキャプチャ画質を優先させることにしました。
アップスキャンコンバーターを通して液晶の画面でプレイする、現在レトロゲームをプレイする場合においては標準的な形です。
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キャプチャの画質を優先
せっかくRGBで映せるブラウン管があるのにこれでは宝の持ち腐れ。
何とかRGB21ピンを分配する方法はないかと調べてみたのですが、そんなニッチな製品はなく(過去にはあったようなのですが)諦めていました。
ところが、先日 RetroTINK 5X-Pro を購入した際に SCART 端子について色々と調べていく中で RetroRGB さんのサイトでこの gSCARTSW の情報を見かけました。
![](https://segasaturn-life.com/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/a095ac4022349bd076251ef39ac1f1c5.jpg)
![](/wp-content/uploads/gscartsw_04.jpg)
サイト内の記述
「2 SCART outputs (simultaneous output supported)」
これってつまり同じ画面を同時に2つ出力できるのでは? と。
RGB21 ピン端子の方面でずっと考えていたので SCART でそんなものがあるなんて想像もしていませんでした。
というより RetroTINK を使うようになるまでは SCART 端子を「何か海外向けの規格」ぐらいの認識しかしていませんでした。
SCART端子はRGB21ピンの端子と形や信号が同じで、ピンのアサインが異なるだけなので相互の変換ができるのでSCARTで要件を満たせればそれでOKなのでした。
gSCARTSW とは?
gSCARTSW とは8つの入力と2つの出力を持つ、SCART のスイッチャーです。
CastleManiaGames というサイトさんに 2021/9/30 に注文(プレオーダー)して、2021/12/17 に発送、2022/1/17 に配達されました。
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gSCARTSW
Youtube などで検索すると海外の動画がいくつか出てきますが、ほとんどのものは入力が8系統あって、電源が入ったものに自動で切り替えされるという点がポイントとなっていて、2出力の方を詳しく解説している動画はあまり見かけません。
世間的にはそちらの方が大事なのでしょうかね。
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想定接続図
gSCARTSW を導入したことによって上図のようにする想定でしたが、ひとつだけ誤算がありました。
SCART端子からAVマルチへの変換ケーブル(ヤフオクにて購入)を使用すると、画面が映らないのです。
幸い以前に RetroGamingCables さんで購入した SCART to JP21 コンバーターと RGB(JP21)からAVマルチへの変換ケーブルの組み合わせでは問題なく映ったので事なきを得ました。
![](/wp-content/uploads/gscartsw_07.jpg)
SCART to JP21
ところがこちらの変換器を使用すると、ゲーム中はそれほど問題ないもののタイトル画面など音が無いような場面でかつ画面が明るいとジーッというサウンドのノイズが結構気になります。
これは結構辛いので別の変換ケーブルがあれば試してみようかと思っています。
後日こちらのケーブルに替えたところ、ノイズもなく問題なく映りました。
![](https://segasaturn-life.com/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/a6258adc6b8eaa191cf6df0964c43055.jpg)
実際に使用してみて
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ケーブルを接続した gSCARTSW
入力ポートには現在のところセガサターンとドリームキャスト、AnalogueDAC の3つしか繋いでいません。
AnalogueDAC は1個しかないので SuperNt、MegaSg、そして AnaloguePocket(Dock)の切り替え用にHDMIの切替器も導入しようかと思っています。
ただ、AnalogueDAC は HDMI ですが(Analogue社製品にしか使えないことから)中身の信号が特殊なようなので、HDMI切替器を通しても動作するかが気になります。
![](/wp-content/uploads/gscartsw_09.jpg)
KV-29DS65
やはりRGB接続 && トリニトロンのブラウン管は綺麗ですね!
2000年代は私自身まだプレイするゲームをサターンに絞っておらず、すべてのゲーム機が常に遊べる状態にしておきたい! ということで(当時はS端子の)切替器を使用していました。
その頃以来久しぶりに切替器を使用しましたがゲーム機を取っ替え引っ替えできるのはやはり良いですね。
特にこの gSCARTSW は自動切り替えなので、切替器のボタンを押したりする必要が全くないのでとても楽です。
![](/wp-content/uploads/gscartsw_10.jpg)
モバイルモニター
テレビの下にモバイルモニターも設置して、キャプチャがちゃんと出来ているか確認できるようにしてあります。
そして何と言っても、ブラウン管だとバーチャガンが使える! これもかなり大きいです。
液晶じゃ逆立ちしたってできませんからね。
久しぶりにプレイしましたがガンシューティングは最高ですね。
何年か越しに夢がかなって大変満足してます。
まさかまたブラウン管で心置きなくプレイできる日が来るとは。
同じ悩みを持つ奇特な方はそう多くはないと思いますが、この情報がお役に立てば幸いです。
こちらで動画にしてみました。