先日 Analogue 社の Analogue DAC を購入しましたのでご紹介します。
元々のきっかけは RetroTINK 5X-Pro を契機に RetroGamingCables さんのサイトでサターン用の SCART ケーブルを買おうとしていた時に目に入ったこちらのケーブルでした。
Analogue DAC については、よく調べてないものの何となく「MegaSg と SUPER 32X を組み合わせるときに使うもの」と思い込んでいました。
ケーブルが気になって Analogue DAC について Analogue のサイトをよく読んでみるとそれだけの用途に使うものではありませんでした。
Analogue DAC はその名の通り Digital Analog Converter。
デジタル信号をアナログ信号に変換する機械です。
本来の用途は Analogue 社の製品を、デジタルの HDMI 出力ではなく、アナログの信号で出力するためのものでした。
SuperNt や MegaSg はスーパーファミコン、メガドライブの FPGA を用いた互換機です。
私は持っていませんがファミコンの互換機もあります。
現代のチップで構成された機械で、経年で故障の不安がある旧型ゲーム機の代替として活用できるものですが、出力が HDMI しかないという欠点がありました。
現在の液晶や有機ELのテレビで使用したいというニーズには応えるものの、スーパーファミコンやメガドライブの代わりに使用するにはやっぱりブラウン管でプレイできなくては完全に代わりにすることはできません。
そこでこの Analogue DAC を使えばデジタルではなくアナログ信号の出力を得られるというわけです。
最近サターン用の RGB – SCART ケーブルと併せて、SCART -> AVマルチのケーブルを購入(こちらは個人の方がフリマアプリで出品していたもの)しましたので、
下記のケーブルと併用することでバッチリ、ブラウン管のテレビに映すことができました。
昔レトロフリークを安物のダウンスキャンコンバーターを使ってこのテレビに繋いだ時は、実機を直で繋いだときと違ってプログレッシブ表示からか画面がギラギラとチラつくし、アスペクト比の問題で(?)やや小さく表示されるしで実用に耐えない感じでした。
それに比べてこの Analogue DAC は Analogue 社専用品ということもあってバチっとまるで実機を繋いでいるかのように違和感なく映りました。
SuperNt
MegaSg
MegaSg + GameGear Converter
MegaSg は画面の表示位置がかなりずれていたので設定で位置を調整しました。
この辺もちゃんと調整できるのが良いですね。
スーパーファミコン、メガドライブの光線銃デバイスは持っていませんが、Analogue のサイトを見る限りでは対応しているようです。
ひとつ注意しなくてはならないのは DAC と言いつつも Analogue 社の製品専用ということです。
他の HDMI 出力されるものを繋いでもアナログのテレビに映すことはできません。
Analogue Pocket
Analogue Pocket も DAC に対応予定ですが、現状の Analogue Pocket のファームウェアバージョン(v1.0)ではまだ対応していないようです。
今後の Analogue 社のデバイスにも対応ということですので Anaogue DUO にも期待しています。
これで実機が故障してももう大丈夫かなという安心感が得られました。
(それよりブラウン管テレビの方の故障が心配です)
それでは盤石の体制で良きレトロゲームライフを!