セガサターンと言えばこれ!大作RPGから隠れた名作まで10本紹介
こんにちは、ハマチさん(@ss19941122)です。
これまでいくつかゲームの紹介記事を書きましたが、
「セガサターン生活を勧めるブログなのにおすすめの名作ゲームを全然紹介していない!」
という衝撃の事実に気付いてしまいました。
それもそのはず。
このブログ、元々は自分の積みゲー消化の記録的な意味合いで始めたものです。
名作と呼ばれるソフトは当時プレイしてしまっているものが多いし、まだプレイしていないソフトを優先してプレイしているので必然的にマイナーなゲームに偏りがちなのです。
今回は自分が当時プレイした中でおすすめのもの、セガサターンと言えば外せない10本の名作ソフトを紹介していくことにしました。
名作ゆえに色々なプラットフォームへの移植や続編の制作がされているので、当時セガサターンのユーザーでなかった人も何らか遊んだことがあったりするのではないでしょうか。
また、近年続々とリファインや続編といった形で関連作品が発表されていますので、そちらも紹介します。
また、この記事は私の基準で「名作」を選んでいますが、セガサターン史を語る上で外せないソフトについてはセガサターンミニ予想(?)記事としてこちらの記事にまとめていますので、こちらも合わせてご覧ください。
また、名作は名作でももっとマイナーな、本当に隠れてしまっている名作が知りたいんだ!
という人向けにセガサターンマガジン誌の読者投票にて高得点を取りながらも売上げが伴わなかった名作をこちらにまとめています。
それでは鉄板の名作10本! ご紹介していきます。
NiGHTS
セガサターンの名作を挙げろと言われたら第一に即答したいのがこの NiGHTS です。
少年のエリオットと少女のクラリスの夢の中に出てくる NiGHTS。
彼らの夢の中が舞台となっているアクションゲームです。
小川や滝が流れる山岳地帯、水中にも潜れるシーサイドの公園、道路標識が融合した静かな森、地面がぐにゃぐにゃ曲がる美術館。
BGMも夢の世界にぴったりな癒やされる曲調が多い。
各ステージは「夢の中」が舞台とあって、不思議な世界が表現されています。
そして何よりこのゲームを名作たらしめているのはその操作感。
空中を漂う感覚を再現したNiGHTSは、ただ操作しているだけで楽しい、面白い、気持ちいい。
操作性の良さはゲームの基本ではあるものの、実際にはそういうソフトはなかなかありません。
ボリュームも手頃で、休日の午後にちょっとした小説を読み終わったような、そんな気分にさせてくれるソフトです。
エンディングに流れるエンディングのテーマ曲も良くて、爽やかな印象を残してくれます。
NiGHTSは心地よい操作性と幻想的な世界、癒やされるBGM、全てが噛み合った名作です。
Xbox Series X|S でも遊べるようです。
グランディア
セガサターンを代表する、RPGの傑作です。
キャラクターは、よく動き温かみを感じるドット絵アニメーション。
背景は立体感と存在感のある3Dポリゴンモデル。
この2つを組み合わせた表現方法を確立しました。
また、3Dと共に使われている立体的な音響も効果的でした。
誰もいない遺跡の広間に響く自分の足音。冷んやりとした空気感まで伝わってきます。
遺跡や古代文明の謎をめぐるワクワク感に心を踊らせる序盤。
ちょっとラブコメっぽくドキドキさせる展開の中盤。
これまでの冒険の集大成、世界を救うため力を合わせる怒涛の終盤!
出会いと別れに笑いあり涙あり冒険活劇の王道ストーリーだからこそ今でも心に残る、まさに心踊ること請け合いの名作RPGです。
最近の動き
HDリマスターされたバージョンが Nintendo Switch と PC でリリースされました!
サクラ大戦2
セガサターン最後の花火として見事に打ち上がった、完全無欠の名作です。
前作のサクラ大戦の時点で既に満点の完成度でしたが、その既に評価の高い前作を、期待を全く裏切らずに買った人のほとんどを納得させることが出来るということはまさに名作の証でしょう。
ゲーム内容もさることながら、音楽もこれまた評価の高かった前作を軽々と超えてきた、特に主題歌なんて、変えようがないと思っていたのに見事に期待を超えていました。前作からキャラクターも引き続きの登場なので、プレイするなら1からやることをお勧めします。サクラ大戦を「ギャルゲー」と敬遠していたら勿体ないですよ。
最近の動き
2019年12月12日新作「新サクラ大戦」が発売されました!
バーチャファイター2
セガサターンと言えば! これは外せません。
セガサターンの代表作を1本挙げるとしたら、セガサターンを持っていた人なら誰でもこのソフトを挙げるでしょう。
セガサターンで1番売れたソフト、セガサターンで唯一100万本以上売れたソフト!
発売日に学校をサボって買いに行ったことを思い出します。
アーケードではスペースインベーダー以来の、社会現象と呼ばれるまでのブームを巻き起こしていたバーチャ2。セガサターンが発売された1994年の11月には既にアーケードでこのバーチャファイター2が稼働していたので、みんなの本命は同時発売のバーチャファイターではなく、こっちでした。
ただ同じアーケード基板のMODEL2で開発されたデイトナUSAのサターン版の出来を考えても、期待はしているものの心配に思っていたところにこの素晴らしい出来!
家のサターンで滑らかに動いているのを見てもなお動いていることが信じられないほどでした。
アーケードでももちろん名作ですが、家庭用としても名作だったと思います。
ハードの性能差を物ともせず、セガサターンの長所を活かして60fpsを保ちながら見事にバーチャ2を再現していました。ゲームの内容は今更語るまでもないですが、とにかく歴史に残る1本です。
最近の動き
鉄人、懐かしいです。
パンツァードラグーン ツヴァイ
それまでの飛行機主体の3Dシューティングを一変させた、ドラマティックシューティングの名作です。セガサターンなのでもちろん今の水準から見れば荒いしリアリティもないのですが、ダイナミックなポリゴン表現と滑らかな動きで迫力と臨場感は今のゲームにも引けを取らないでしょう。セガサターンがモデルチェンジして価格が20000円になったタイミングの発売でしたが、とにかくCMが地味だったのでアピールが足りなかった! 本体共々もっと売れて広まって欲しかったソフトです。
最近の動き
Nintendo Switch でリメイク版が配信されました!
そしてなんとVRも発表!
Jリーグプロサッカークラブをつくろう2
スポーツゲームと言えばアクション重視のゲームばかりだったところにシミュレーションとしての道を拓いた名作。
当時は日本がワールドカップに初出場を決めて、サッカーが盛り上がっていました。オリジナルクラブから初めて、日本代表に名を連ねるような選手を獲得し、獲得した中心選手を核にクラブがどんどん強くなっていくのが楽しかった。最終的にはチームの中心はJリーグ選手ではなく架空の選手に戻っていくのだけど、このソフトでJリーグにも少し詳しくなれましたね。また、Jリーグでは無敵でも海外のクラブは本当に強くてなかなか勝てない! でもそこがまた日本のサッカーの状況を表しているみたいで、やりがいがありました。
試合中のスーパープレイの演出もカッコ良くて、チームを強くするモチベーションにもなりました。
カルドセプト
モノポリー + マジックザギャザリングで地味ながらも駆け引きがアツい1本。
プラットフォームがセガサターンでなければ話題にならずにひっそりと隠れた名作扱いになっていたかもしれません。
当時夏休みに友人の家に泊まり込んで数日間寝ずにやっていました。数日も帰らず、友人宅に親から居ないか確認の電話が来ても居留守を使っていたので、もう少しで捜索願を出されるところでした(今考えるとそりゃそうなるわw)。
セガサターン版に一番近いのはコチラの NintendoDS 移植版。
NintendoDS ならまだプレイ環境ある人も多いはず。
レイヤーセクション
シューティングと言えば当時の私の頭にはグラディウスしかなく、オブジェクトは当たってもいいのかよくないのかハッキリしないし、やられると装備がハゲてつまらなくなるし、シューティングはつまらないと思っていました。そんな私にシューティングの面白さを教えてくれたソフトがレイヤーセクションでした。
店頭にあるデモ機で1プレイしただけで、これは面白い!と即座に買って帰りました。たくさんの敵をロックオンした敵をまとめて一網打尽にする爽快感、半透明や拡大縮小などを生かした派手な画面効果、サイバーなBGM、そして全てが合わさってドラマチックな演出でストーリーを感じさせる。間違いなくその後のセガサターンとそのユーザーを方向付けた名作だと思います。しかし夢中でプレイするも、元来シューティングは下手くそ私なので、未だにクリアできていません。
最近の動き
iPhone と Android で RAYFORCE がリリースされています。
仙窟活龍大戦カオスシード
ゲーム好きを自負するならとにかく一度やってみてほしい名作ゲームです。色々な要素をてんこ盛りしながらも破綻せず奇跡のバランスで成り立っているすごいゲームです。原作はスーパーファミコン版ですが、新作といってもいいくらいのパワーアップ移植で、以降はどのハードにも移植されておらず、見込みもなさそうなのでこちらもセガサターンならではのソフトと言えます。詳しいレビューはこちらをご覧ください。
野々村病院の人々
セガサターンのX指定ソフトの代表と言えばこの一本でしょう。X指定を代表して選ばせてもらいました。きっと際どいシーン目当てにドキドキしながら、何なら本体と一緒に買った人も多かったのでは? 残念ながら過激なシーンはほぼありませんが、ただ闇雲に選択肢を選んでいるだけではクリアできない本格的な名作アドベンチャーゲームです。ゲーム機ではセガサターンでしか発売されていない、ならではの貴重なアドベンチャーゲームなのでぜひプレイしてみてください。
総評
名作だけあって、移植されているものも多いのでセガサターンでしか遊べないというものは少なくなっています。
また別の機会に、他プラットフォームまで名が轟くほどではないけれどもセガサターンならではの名作も紹介したいと思います。
それでは良きセガサターン生活を!