こんにちは、ハマチさん(@ss19941122)です。
昨年の2019年は、セガサターン発売から25年にあたり、カタログ系のムック本が2冊も発売されました。

今年に入り、今度はカタログ本ではありませんがセガサターンの特集をしたムックが発売になっていました。 1月30日に発売されたムック本「懐かしパーフェクトガイド VOL.10 セガサターン25周年イヤー究極解剖」です。 今回はこの本をご紹介します。
懐かしパーフェクトガイド

表紙からワクワクさせる
タイトルはセガサターン25周年イヤーとなっていますが発売から25年だったのは去年。 昨年の11月22日から今年の11月22日までが「25周年イヤー」という定義なのかもしれません。 とはいえ特集してくれただけでも嬉しいです。
この「懐かしパーフェクトガイド」シリーズを買ったのは初めてです。 各号テーマを絞った特集が組まれているようで、この vol.10 では全129ページで前半の86ページまでセガサターンの特集になっています。

既刊の懐かしパーフェクトガイドシリーズ
編集後記を見ると「今号はセガサターン特集ということで、できる限り多くのゲームを紹介したいという思いから特集ページを増やしてお送りさせていただきました」とあります。 普段の号では特集部分のボリュームは少ないのかもしれません。
後半部分に少しだけその他のハードも含めたレトロゲームの記事が載っているというバランスは丁度よく感じます。
セガサターン特集
肝心のセガサターン特集では、メジャーなタイトルを中心に50本ものレビュー記事が掲載されています。 各ゲーム1ページずつになっていて、カタログ本と比べると読み応え充分。 さらに、レビュー記事50本の中にはメジャータイトルだけではなく、マイナー作も取り上げられています。 だいすき、DJウォーズ、プリクラ大作戦、ゲームウェアなどなど……。

カオスシードはセガサターンを代表する隠れた名作です
私のイチ押しゲーム「仙窟活龍大戦カオスシード」もしっかり掲載されています。 レビュー記事以外にも 「ゲーム業界の風雲児 飯野賢治とセガサターン」や「ゲーム出版社『ESP』に寄せていた期待」など、当時の空気を感じ取れるコラム記事も12本掲載されています。
その他の記事

特集以外のレビューも1ゲーム1ページ
本の後半は特集によらない、連載記事。 「今こそやるべき! 神ってるゲーム列伝」として他ハードのゲームが19本も紹介されていました。 そこはあくまでレトロゲーム誌のセガサターン特集本というスタンスです。

MCUさんの記事
MCUさんのインタビュー記事もありました。 レトロゲーマーの部屋というタイトルでROOM5という記載があるので、こちらも連載記事でしょう。 他の号も気になってきます。
探偵は GAME にいる
そして私がこの本の中で一番良かったと思う記事は「探偵は GAME にいる」という記事です。 セガサターン特集内の記事ではなく連載のようですが、特集のセガサターンに合わせた内容。 バーチャファイター2が出た頃のアーケードシーンについて語られていました。

バーチャ2の頃はゲーセンが熱かった!
バーチャ2の熱狂と、バーチャ3登場後の盛り下がり……。 当時のことをリアルに思い出し、何度もうんうんと頷きながら読みました。 確かに「バーチャの最新作」が遊びたかったし、バーチャ3が面白くないわけでもなかった。 でもバーチャ2なら無限に遊び続けられるとその時もまだ思っていたのに、バーチャ2は対戦台が減っていく。 この記事のサブタイトルは「1年早かった『バーチャ3』の登場」とあります。 当時はそんなこと思いもしなかったけど、今考えると「その通りだなあ」と少しモヤモヤが晴れた気がしました。